レーシック体験談とその後<手術当日編後半>をどうぞー。
◆フラップについて
手術前半で両目ともフラップが作られた状態でした。
フラップの説明をしていなかったので書きますと角膜の表面の層です。
ここをべろりんちょしてめくってレーザーします。
全ては取らず、一部分だけ残して、ぺろっとめくり、レーザー照射が終わったらここを元に戻して蓋します。
英語でもフラップは「パタパタと開閉するもの」の意。とあったので、表面の膜がめくれた感じをイメージしてください。
自分でも見てないのでわかりませんが、今書いててもぞーっとしますw
◆レーザー照射へ
フラップが開いたと思ったらすぐにレーザー照射。
(うんまあ、膜がぺろりんした状態で放置されたら目が乾きそう)
この時に、瞼が閉じないように、何かをがっつり目に入れ込むのだが、これが痛かった。
がっちりホールドされて、何も身動きできない。
もちろん、まばたきさせないような機械なんだろうが、この時間が恐怖。
このレーザー照射タイムは照射されている実感は全然わからなかったが、ホールドの機械が痛いのなんのその。
目が痛い。目がつむれない。目開けっ放しで涙が出ている、ほんと恐怖。
たぶん、この状態の見た目も傍から見ると恐ろしそう。
オレンジの光を見ててくださいと言われ「あと、30秒でーす」というカウント?も
してくれて、たぶん、片目1分くらいで終わったような。。。
(視力が弱いともうちょっと時間かかるみたいです。)
右目が終わったら次左目。
特に左目のほうのホールド機材をハメる瞬間、かなり痛くて、オレンジの光を見ている間もホールドの痛みやらなんやらもう意味不明で気を失いそうだった。
いっその事全身麻酔で知らないうちにやってくれたらいいのに。
とか思ってしまうくらい、自分では理解できない目の周辺の痛みで意識を保つのが辛かった。
◆フラップを閉じる
レーザーが終わって、フラップを戻す時に、そのフラップが見える。
閉じようとフラップを触っている道具もよく見えるw
「ああ、はよ閉じておくれ~」
たぶん、目も、鼻の穴も開きっぱなしだったと思うw
「はい、終わりました~」との合図で即効で全ての器具が外され、なんとか立ち上がろうとしたら、
「あ、見える」
いきなりクリアな視界。
ここまで本当に10分もかかってなくらいだと思う。
すぐに医師によるチェックがあって、休憩ルームへ。
◆休憩ルーム
目の状態が落ち着くまで15分ほど休む。
定期的にナースさんが来ては目薬を注していく。
で、この時は麻酔も効いてて、気分も普通。
たまにうっすらと目を開けるとクリアな視界にドキドキしつつ、
まあ落ち着けと自分に言い聞かしている状態。
が、その休憩の15分後には一番最初に飲んだ緊張を和らげる薬が効いてきて、何やら眠くなってきた。
この後、目薬等の説明があり、それが終わったら帰るタイミングだった。
だが、受付で簡単な手続きを済ませて帰ろうとするも、ふらふらして歩けない。
ラリっているみたいだ。
いや、へんな薬はやったことないですが、
この全身だるい眠さは車の酔い止め飲んで、ガンガンに効いてる時のよう。
もしくは、全身麻酔して落ちる直前のようなフラフラさ。(全身麻酔2回経験アリ)ともかく歩けない。
受付で目もろくに開かず、ふらふらしててろれつも回らない私を見て、さすがに帰すのは危ないと思ったらしく、しばらく休憩室で休んで下さいとのこと。
がっさらにこれが悪い方向へ。
ふらふらな私は休憩室に戻り、そこで30分くらいだろうか、すやすやと眠れた。
そのうち、手術直前にした点眼の麻酔が切れてしまった。
今度は目が痛くて起きる。
痛い。
涙が止まらない。目が開かない。
ティッシュを箱ごともらって、ひたすら流れ落ちる涙を受け止める。
ハードのコンタクトしててゴミが入ったような300倍以上の痛さw
目が痛いだけじゃなく、脳がやられてる感じ。
(なんとなくわかるよね?コンタクトユーザーさんは)
休憩室でこんなに地味に苦痛にのたうち回っているのは私だけだったみたい。
(もちろん、他の休んでいる方はまだ麻酔が効いているからだけどね)
涙ながらに痛くて帰るのムリと訴える私に、ものすごく心配した担当ナースさんが
再度医師と相談し、もう一度麻酔の目薬を注す事になった。
※本当は治りが遅くなるからあまり注したくないと言ってました。
◆再度麻酔の点眼
どうにか目薬を注してもらったら一気に痛みが引き、目がちょっと開くようになった。
コレが効いているのは1時間。
恵比寿からウチまでギリ1時間。
即効で帰る事に。
◆超辛かった帰り道
ぼんやりする頭とちょっとしか開かない目で必死に帰りルート検索し3通りある中、乗り替えが少なくて一番楽な渋谷周り(恵比寿→渋谷→反町)の方法で帰り、渋谷からどうにか座る。(当時は東横線の渋谷は始発だったので)
途中目を開けてられない。
一度目を閉じると自力でまぶたを開けられない。
でも寝てしまって最悪な事態に陥るのが怖いので、うっすら目を開けてみたりして、落ちないようにふんばった。
ようやく最寄駅に着いた頃には、左目は開かず、右目が本当にちょっとだけ開けられる状態。
夕飯がなかったのでコンビニで必死に夕飯買うが、店員さんの方を向けず、ずっと腫れた目で下向いているただのヘンな人だった私。
ともかく必死に家に帰り、左目はすっかりクローズ、唯一ちょとだけ開く右目を頼りに
必須にご飯を食べ、歯を磨き、すぐに寝る。
この時午後6時ちょい前くらい。
あら、終わりきらなかった。手術後につづく。
もうイタイ話はないですよw